用途別BTOパソコンの選び方 – 録画用PC

目次

用途に応じてパーツを選択しましょう

第1回はゲーミングPCの構成とパーツ選択について解説しました、
今回は第2回として録画用PCについての説明をしていきます。
こちらのページも参考になります。
BTOパソコン評価 – テレビの視聴・録画ができるパソコン

まずは何よりもビデオキャプチャカード

PCでテレビを録画する際には、
まずテレビ線をPC本体と接続するために、
ビデオキャプチャカードが必要になります。
ビデオキャプチャカードはかなり種類がありますが、
メーカーで受信ソフト・録画ソフトを提供しているものを使うといいでしょう
逆に言えばそうでないカードは
自力で受信ソフトや録画ソフトを探す必要があり非常に手間がかかります。

どのメーカーのものがいいというのは、
評判の程度差がありますがそれ以外にはありません。
厳密に言えばカードに積んである録画用にチップの性能差はあるのですが
余程のことがなければ気にならないレベルです。

機能面で言えば気をつけなければならないのは、
地デジ/CS/BSの対応、未対応が存在するところと
同時録画数の上限が存在するところでしょう。
1画面録画のみのものから8画面対応のものまでありますので、
購入時に注意しましょう。

ビデオカードの効果は?

テレビを録画する際にはビデオキャプチャーカードの他に
ビデオカードをつけた方がいいという意見があります。
しかしビデオ録画はいわばハードウエア側で
テレビ画面をキャプチャしているに過ぎないため
グラフィック性能を極端に要求されることはありません。
それでもつけるべきと言う意見が占めているのは、
HDCPやCOPPに各種デバイスが対応していないころの名残です。
現在のオンボードグラフィックはHDCPに対応しているので、
ビデオカードはなくてもほぼ問題ないと思われます。
ただし、ビデオキャプチャー側との相性によって、
映像が乱れてしまう例があり、
そういった場合はビデオカードのユーティリティの設定で
直るという報告がされています。
他の用途との兼ね合いで取り付けるかを判断しましょう。

HDDは大容量か大量に積むべき

思わず断言してしまいましたが、これは本当にそうした方がいいです。
その理由は録画ファイルがかなり大きいからです、
大体1時間番組で4~10GBほどの録画ファイルが作成されます。
これが積みあがっていくと
500GBのHDDはあっという間に埋まってしまうことでしょう。
録画ファイルを見てすぐ削除する人でも最低でも2TBのHDD、
録り溜めするような人は4TB以上の容量のHDDが必要になるでしょう。

古いモニタなどは使えません

ビデオカードの項目でも述べたとおり、
デジタル著作権保護のためにHDCPが使われているわけですが
古いモニタでは対応していない可能性があります。
一つの目安としてはHDMI端子が存在するモニタは、
間違いなくHDCPに対応してると言えます。

エンコードするならなるべくいCPUを

録画したファイルを保存用の動画ファイルにエンコードする場合、
なるべくいいCPUを購入しておくべきでしょう。
少なくともCore i5は必要になると思います、
そうでなければあまりにエンコードに時間がかかってしまうからです。
録画専用機であれば話は別ですが…

録画用PCはまずチューナーであるビデオキャプチャカードありきなので
その他には考慮するべきパーツは少ないです。
録画専用機でなければ他の用途も合わせて考慮しましょう。

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